チップ(M)
チップ(M)

Stacking重ねられる

機能と美しさを共存させる、スタッキングデザイン

機能と美しさを共存させる、
スタッキングデザイン

スタッキングチェアに求められるのは、単なる機能性ではありません。限られた空間を有効活用するために“重ねられる”という性能を備えながら、単体で置いたときの佇まいにも妥協がないこと。さらに、重ねた姿までも整然と美しいこと。それが、業務用家具を手がける私たちの美学です。空間の可変性を支える機能と、空間の質を高める造形。 その両立を目指して設計されたのが「チップ(M)」です。本コラムでは、スタッキングという機能を造形として成立させるためのデザイン思想と、それを支える鉄の加工技術についてご紹介します。

デザイン思想を支える加工技術

デザイン思想を支える加工技術

チップ(M)のスタッキングデザインは、単に機能を満たすための構造ではありません。単体で置いたときの佇まいはもちろん、重ねた姿までも美しくあること。それを前提に、フレームの角度や脚のライン、重なり方のリズムまでが設計段階から綿密に検討されています。スタッキング機能を付加するのではなく、重ねること自体を造形の一部として成立させるというのが、私たちのデザイン思想です。その理想を現実の製品へと昇華させているのが、自社工場の鉄工職人による加工技術です。スチール製の4本脚構造は、わずかな角度の違いや歪みが重なりの不安定さや視覚的な違和感に直結します。とくに、モールドウレタンのシャープで有機的なフォルムと調和させるためには、フレームの線が過度に主張せず、かつ十分な強度を確保する繊細なバランスが求められます。曲げ加工や溶接の精度を高め、ミリ単位で寸法を調整しながら、幾度も試作を重ねる。ゆがみを最小限に抑え、重ねたときに整然と揃う脚のラインを導き出す。その工程の積み重ねによって、スタッキング時の安定性と美しい重なりが両立されます。デザインする思考と、それを実現する技術力。その両輪が噛み合うことで、スタッキングという“必要な機能”は、空間の質を高める要素へと昇華します。チップ(M)は、機能と美しさを共存させるという私たちの姿勢を、鉄の精緻な加工技術によってかたちにした一脚です。

必要な機能を、空間の価値へ

必要な機能を、空間の価値へ

チップは、身体を包み込むような安心感のある座り心地と、エッジの効いたシンプルな造形をあわせ持ちます。ミーティングスペースやカフェテリアなど、人と人が自然に集まる場において、リラックスと適度な緊張感のバランスをもたらします。そしてスタッキング機能は、空間の運用を支える現実的な性能として活躍します。必要なときに席を増やし、不要なときは美しく収納できる。その動線のスムーズさも、空間体験の一部です。デザインする思考と、それを実現する技術力。その両輪があってこそ、機能は単なる便利さを超え、空間の価値へと昇華します。チップは、機能と美しさを共存させるという私たちの姿勢を体現した一脚です。

商品情報