コラボレーション企画

(フルバージョンはこちらからご覧いただけます)

飲食店舗むけの業務用家具づくりを原点とする私たちにとって、
活気のあるエンターテインメント業界は理想です。
現場の活気を「モノづくり」で応援したいQUONの想いと、
「明日の元気」を届けたい横浜マリンロケット様の想い。
ふたつの想いがコラボレーションして、新たなステージ『EARTH』へ辿り着きました。

横浜マリンロケット様のエンジンには、ひとを笑顔にするエネルギーが満タンに注ぎこまれています。
私たちはその最大出力のパフォーマンスを、さらに加速させるブースターとして、
『全席S席化』に挑戦しました。

晴れてリニューアルが完了した横浜マリンロケット様を訪れ、
できたての『S席』に腰を据えて、コラボレーションの感想をうかがいました。

お話を聞かせてくださったのは、
ダンサー陣を代表して真踊さん、茉莉奈さん、レイカさんの3名です。

コラボレーションのなれそめ

真踊 : 今回、協力していただいた株式会社オーツーの西盛さんです! まずQUONというブランドについて説明をお願いします。

西盛 : はい、よろしくお願いします。QUONは「Quality」「Universal」「Only one」を組み合わせていて、今年で11年目。本社は大阪の八尾市にある株式会社オーツーで、もともと業務用家具といって、飲食店さん向けの家具を製造しているメーカーでもあるんです。
コロナで飲食店さんに元気がない状況のなか、我々も「何か飲食店さんが元気になれるようなことをしたいな」ということで、今回マリンロケットさんの『EARTH』でお手伝いを、ということになりました。

真踊 : 店内、見てすぐわかるけど、前と違う部分がたくさん。

茉莉奈 : 全然違う。テーブルもそうだし、ソファーもマリンのトリコロールカラーで可愛い!

一晩チェンジ

真踊 : さっそく家具についていろいろ聞いていきたいですけども。お客さんも「違う店みたい」ってびっくりですよ。「どうしちゃったのー?!」って。
前作の千秋楽が終わって、僕らが帰ろうかなと思った時だっけ? 外にトラックがめちゃめちゃ並んでて、で、そこに西盛さんおって。ね?

レイカ : そうでしたね!カッコよかった!

西盛 : え、私が?(笑)

茉莉奈 : そう、「お任せください」って大量のトラック引き連れてて、すごくカッコよかった!

真踊 :「明日のお昼には」って。

レイカ : 夜中、ずっとやっていただいて。

真踊 : そうそう。デザインはもちろん、搬入から取り付けまでね、もう全部していただいて。翌日、日曜日は僕らいつもゲネがあるけど、お昼にはもうこうなってました。

真踊 : すごかった! レイカちゃんなんて、全部の席に座ってみてたもんね?

真踊 : うん、もう、「やばい」しか言葉がでなくて。

ショーが映える特注

真踊 : よーく見てみると、いろいろ仕掛けやこだわりがありまして。もうほとんど特注ですもんね?ここにもロゴがプリントされて。

西盛 : そうですね。

真踊 : テーブルにもフックがついてて、荷物かけられるようになってる。

レイカ : これ、ほんと感動ですよ!

茉莉奈 : いままでカゴを置いてたけど、これがあればもう大丈夫。

真踊 : 足元もバーがついててね。

レイカ : 足が楽だよね。めっちゃ楽。

真踊 : 座ってるところ以外にも、こだわり抜いたインテリアがあって。マリンロケットならではのショーを見るにあたっての、こだわった点ってあります?

西盛 : 業務用家具のいいところは、ホーム用家具とちがって、お店に合わせてカスタマイズできることなんです。受注生産でつくることができるので、それを活かしたいと思いまして。
私も実は、マリンロケットファンで、よくショーを見させていただいてて(笑)

一同 :ありがとうございます!

西盛 : やっぱりそのなかで、ショーが映えるお店、客席にしたいというのがありまして。『全席 S 席化』と言ってしまえば、すごくカッコいいんですけど、とにかくまずショーが見やすくするためには、「後部の席は少し高い位置が良い」というのはダンサーの皆さんもおっしゃってましたし、うちのメンバーも言っていて、「ここは高くしたい」と。でも、安全性の面を考えた場合、ただ高くしちゃうだけだと、足元がフラフラ浮いてしまって危ないので、そこにステップをつけて座りやすさと安全性を向上させました。 一席一席が実は特注になっていて、カタログ販売もしている商品なんですけど、飲食店業界って2時間ぐらいで回すお店が多くて、特に今回の椅子は小さなお店に置くような椅子でもあるのです。でもマリンロケットさんの場合は『3時間4時間ゆっくりしていただきたい』というのがコンセプトとしてあると思うので、ちょっと幅と奥行きを広くして座りやすさを追求してみたりとか、そういったことをチラホラ取り入れています。

BEFORE

AFTER

色の仕掛け

西盛 : あとは華やかなショーをしっかり見ていただきたいので、席に座って見えるところに関しては支柱をぜんぶ黒にして、照明のなかに消えるようにしたり。そのような工夫をしています。

真踊 : そうですよね。いま見えている支柱はカラーになっているけど、前のほうは黒なんですよね。僕も最近、知ったんです(笑)

茉莉奈 : そういう仕掛けだったんですね。

西盛 : 少しでも衣装が華やかに見えるように。赤とかだと邪魔をしてしまうので。これも、私たちの会社であれば、塗装の工場も持っているので、一本からお店に合わせて塗装を変えることができます。やはりショーをしっかり見ていただくことが一番なので。

張り地の特長

張り地の特長

茉莉奈 : あっちの席も、すごく座りやすくなりましたよね。

西盛 : そうです。あちらは VIP 席にしたくて。もっとくつろげるような感じがいいんじゃないかと思って、奥行きを広くしたりしています。

茉莉奈 : VIP 席だ!

レイカ : そう! ぜーんぶS席!

真踊 : どっから見てもね、前から見てもいつも通り迫力ありますし、後ろから見ても高低差がついてるから、もう、リラックスして見れるもんね。

茉莉奈 : そうですね!

真踊 : 「工場でオートマチック!」みたいなイメージだったんです、もともと。でも、実際は思ったより、すごくたくさん人がいると思って。いろんな人が動いてて。

茉莉奈 : うんうん。

真踊 : このソファーの張り地も、マリンロケット側が色を指定したんですよね?

西盛 : ええ、『EARTH』で使われている色でもあるし、横浜という土地柄もあると思うんですけど、「これでいきたい」と。

茉莉奈 : トリコロールカラー!すごい、選べるんですね。

西盛 : 選べます!無限大です。椅子張りの生地は、いろんなメーカーさんからたくさん出ていますけど、普通の生地と大きく違うのは汚れに強いのと、アルコールに強い。最近の消毒アルコールや、お店のドリンクがこぼれてしまっても、カピカピしないでずっと、この質感が保てる。かなり丈夫なんです。

茉莉奈 : すごい。

西盛 : 丈夫であって、汚れに強くて、色が落ちない。いま鮮やかな色をしていますけど、ジーンズとかって、よく移染してしまったりとかあるんですよ。でもこの生地に関しては、そういうこともなく安心して使っていただけますね。

レイカ : へー!

QUON横浜ショールーム開店!?

真踊 : オールプロデュースで家具をやってもらいましたけど、QUONさんって、品川にショールームがあるんですよね?

西盛 : はい、あるんですけど、ただ家具が置いてあるだけなので、その意味では、このお店に来ていただければ、それが生きたショールーム。

茉莉奈 : おお!いろんな意味でショールーム!

西盛 : マリンロケットさんが、もうひとつのQUONのショールームに(笑)

真踊 : いいね!我々のショーも見てもらってーーー

レイカ : それがQUONさんのショールームにもなる。

真踊 : ショーを見ていただきつつ、いろんなQUONさんの家具を体験していただいて。それで、そこからさらに興味をもっていただいて、品川のショールームを見ていただいたら面白いかもしれませんね。ぜひ行ってみてください。僕らも見てみたいね。

茉莉奈 : 見てみたい。

椅子づくり体験ツアー?

西盛 : 大阪の工場に来ていただくといいですよ。

レイカ : えっ!?いいんですか?

西盛 : もちろん!真踊さん関西の出身ですよね? 工場は大阪の八尾市なんですけど、コンセプトムービーにも出ているような、椅子づくりを体験してもらったりとか。

茉莉奈 : わー、やりたい!

真踊 : 僕らつくれるんですか?

レイカ : え、つくれるの?大丈夫?

真踊 : なんか、機械とか壊しそうだけど(笑)

茉莉奈 : 職人さんに怒られるよ(笑)

西盛 : 大丈夫です(笑) ぜひ、よかったら。

茉莉奈 : 楽しみ!

真踊 : 僕らもみんなに元気をずっと送り続けますので! リニューアルして、どんどんパワーアップします。新作『EARTH』を練習していても「踊ってる!」って実感するよね。

茉莉奈 : うん、楽しい!

真踊 : 本当にみんな、踊りが好きで頑張ってるのでね、マリンロケットのソファーやテーブル、新しくなった席で、僕らのショータイムを楽しみに来てください!

一同 : お願いします!

(この座談会の模様は横浜マリンロケットさんのYouTubeチャンネル「にちようびのマリンロケット」でも配信されています)

横浜マリンロケットのプロデューサー政野様は、このコラボレーションについて
「家具が搬入されて終わりではない。むしろ、ここからがコラボレーションの本番だ」と語ってくださいました。
このお言葉により、『自分たちの作品がこの先ずっと、笑顔を生み出していくのだ』と実感し、
なおも奮い立ったのは、営業や輸送メンバーだけではありません。
デザイナーや職人などのクリエイター、そしてバックオフィスのメンバーも含めた、
チームの全員にとって『明日の元気』につながる特別な企画となりました。

横浜マリンロケット

久遠のしごと

QUONの名前が持つクオンという音には、
もうひとつの意味があります。
それは、久しく遠く、ものごとが永く続く『久遠』。
いつの時代でも、どんな環境でも不朽の価値があるのは、
ひとの笑顔をつくる仕事です。
今回のコラボレーションで結ばれたご縁と、
両者の笑顔をつくる生業が、久遠となるよう信じています。